お知らせ & コラム NEWS / COLUMN
喘息や気管支収縮、上咽頭炎でお悩みの方へ|高田馬場はりきゅう院
「咳がなかなか治らない」「息苦しさが続く」「鼻の奥に違和感がある」「のどに何か張り付いている感じがする」。
このような症状が続いている場合、喘息や気管支収縮、上咽頭炎が関係している可能性があります。
これらは一見別々の病気のように思えますが、実は互いに深く関係しています。
近年では「One Airway, One Disease(ワンエアウェイ・ワンディジーズ)」という考え方が広まり、鼻から気管支までを一つの気道として捉え、まとめて治療することの重要性が注目されています。
今回は、喘息・気管支収縮・上咽頭炎の特徴や関係性、そして鍼灸によるアプローチについてご紹介します。
喘息とは?
喘息は、気管支に慢性的な炎症が起こり、さまざまな刺激に対して気道が過敏になる病気です。
健康な気管支は空気がスムーズに通りますが、喘息では炎症によって気道の粘膜が腫れ、さらに気管支を囲む筋肉(平滑筋)が収縮することで空気の通り道が狭くなります。
その結果、次のような症状が現れます。
- ゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴
- 咳(特に夜間や早朝)
- 息苦しさ
- 胸の圧迫感
- 痰が絡む
- 運動や冷たい空気で咳が出る
症状は良くなったり悪くなったりを繰り返すことが特徴です。

気管支収縮とは?
気管支収縮とは、病名ではなく「気管支が狭くなっている状態」を指します。
アレルギーや風邪、冷たい空気、運動、ストレスなどの刺激を受けると、気管支の平滑筋が収縮し、気道が狭くなります。
さらに炎症によって粘膜が腫れ、痰も増えるため、空気の通りが悪くなり、息苦しさや咳が起こります。
喘息では、この気管支収縮が繰り返し起こることが大きな特徴です。
上咽頭炎とは?
上咽頭とは、鼻の奥とのどの境目にある部分です。
この場所にはリンパ組織が多く存在し、細菌やウイルスの侵入を防ぐ役割があります。
しかし、風邪やアレルギー、鼻炎などがきっかけで炎症が慢性化すると「慢性上咽頭炎」と呼ばれる状態になります。
主な症状には、
- 鼻の奥の違和感
- のどの痛みやイガイガ感
- 後鼻漏(鼻水がのどへ流れる)
- 咳
- 痰払いが増える
- 声のかすれ
- 耳の詰まり感
などがあります。
慢性化すると、頭重感や首こり、肩こり、倦怠感などを伴うこともあります。
鼻・のど・気管支はつながっています
鼻と気管支は別々の臓器ではありません。
鼻から吸った空気は、
鼻
↓
上咽頭
↓
喉頭
↓
気管
↓
気管支
という順番で肺へ送られます。
このため、鼻や上咽頭に炎症があると、その影響が気管支にも及びます。
例えば、
アレルギー性鼻炎
↓
鼻づまり
↓
口呼吸になる
↓
冷たく乾燥した空気が直接気管支へ届く
↓
気管支が刺激される
↓
喘息が悪化
という流れが起こることがあります。
また、後鼻漏によってのどや気管が刺激され、咳が長引くこともあります。
そのため現在では、喘息をコントロールするためには鼻や上咽頭の治療も重要と考えられています。
喘息・上咽頭炎で筋肉が硬くなる理由
咳や息苦しさが続くと、呼吸を助ける筋肉が常に働くようになります。
特に負担がかかりやすい筋肉は、
- 前・中・後斜角筋
- 胸鎖乳突筋
- 小胸筋
- 僧帽筋
- 肋間筋
などです。
これらの筋肉が緊張すると胸郭の動きが悪くなり、さらに呼吸が浅くなる悪循環が生まれます。
その結果、
- 首こり
- 肩こり
- 頭重感
- 疲れやすさ
を感じる方も少なくありません。

東洋医学ではどう考える?
東洋医学では、喘息や慢性的な咳は「肺」の働きだけでなく、「脾」や「腎」の機能低下、気や水の巡りの乱れも関係すると考えます。
また、ストレスによる「気滞(きたい)」や、水分代謝の乱れによる「痰湿(たんしつ)」が症状を悪化させることもあります。
そのため、咳だけをみるのではなく、全身の状態を整えることを大切にします。

鍼灸ではどのような施術を行うの?
鍼灸は、喘息や上咽頭炎そのものを治す治療ではありませんが、医師の治療と併用しながら症状の緩和や体調管理を目的として行われることがあります。
呼吸補助筋の緊張を緩める
首や胸、背中の筋肉を緩めることで、胸郭が広がりやすくなり、呼吸がしやすくなることが期待されます。
鼻や首周囲の血流を促す
鼻周囲や首のツボを用いて、鼻づまりや首の緊張の軽減を目指します。
自律神経のバランスを整える
ストレスや疲労は喘息や咳を悪化させることがあります。
鍼灸では全身のツボを用いて、自律神経のバランスを整え、リラックスしやすい状態を目指します。
全身の状態を整える
睡眠不足や疲労、冷えなども症状に影響するため、一人ひとりのお身体の状態に合わせた施術を行います。

日常生活で気を付けたいこと
症状を悪化させないためには生活習慣も重要です。
- 鼻づまりを放置しない
- 部屋の加湿を心掛ける
- 禁煙する
- 十分な睡眠をとる
- 適度な運動を取り入れる
- 身体を冷やさない
- ストレスをため込み過ぎない
また、吸入薬や内服薬は自己判断で中止せず、医師の指示どおりに使用しましょう。
医療機関を受診すべき症状
次のような症状がある場合は、鍼灸ではなく医療機関での治療を優先してください。
- 息苦しくて会話が難しい
- 呼吸が非常に速い
- 横になれないほど苦しい
- 唇や指先が紫色になる
- 高熱を伴う
- 胸の強い痛みがある
これらは重い喘息発作や肺炎などの可能性もあり、速やかな受診が必要です。
まとめ
喘息・気管支収縮・上咽頭炎は、それぞれ異なる病気ですが、鼻・のど・気管支は一つの気道としてつながっているため、お互いに影響し合います。鼻炎や上咽頭炎を改善することが喘息のコントロールにつながることもあり、現在では「One Airway, One Disease」という考え方が広く知られています。
鍼灸では、首や胸の筋肉の緊張を和らげて呼吸をしやすくし、自律神経のバランスを整えながら、全身の状態を改善することを目指します。ただし、喘息や上咽頭炎の炎症そのものを治療するものではないため、医師による治療を継続しながら補助療法として取り入れることが大切です。
「咳が長引く」「息苦しさが続く」「鼻の奥の違和感や首・肩こりも気になる」という方は、一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
お身体全体の状態を確認しながら、一人ひとりに合わせた施術をご提案いたします。
ご予約はこちらから
\相談だけでも大丈夫ですのでお気軽に/
はじめての方も安心の返金保証制度をご用意しております。
たった一度のご来院でも、我々の専門知識と確かな技術で
お客様のお悩みの症状に対する概念を、きっと変えられると思ってます。
是非一度お気軽にご相談ください。
