首肩のコリの原因とは?症状・対策と鍼灸について解説|高田馬場はりきゅう院

 

 

首肩のコリは、首から肩にかけて重い、張っている、痛いなどの不快感を感じる状態です。

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、姿勢、運動不足、ストレスなど、さまざまな要因が関係しています。

 

 

「マッサージを受けてもすぐに戻ってしまう」「デスクワークをしていると首や肩が重くなる」「頭痛や目の疲れまで出てくる」

——このようなお悩みはありませんか?

 

首肩のコリは、多くの方が経験する症状ですが、「ただ筋肉が硬くなっているだけ」と思われがちです。

しかし実際には、筋肉だけでなく、姿勢や血流、自律神経、さらには脳の働きまで関係していることが分かっています。

 

今回は、首・肩こりが起こるメカニズムと、鍼灸がどのようにアプローチするのかについてご紹介します。

 

 

 

 

 

 

首肩のコリはなぜ起こるの?

 

首は約5kgある頭を一日中支えています。

これはボウリングの球ほどの重さといわれ、その重さを支えているのが首や肩、背中の筋肉です。

 

特に重要なのが、

 

・僧帽筋

・肩甲挙筋

・頭板状筋

・頸板状筋

・胸鎖乳突筋

・後頭下筋群

 

などの筋肉です。

デスクワークやスマートフォンを見る姿勢では、頭が前へ出た「ストレートネック」や「頭部前方位姿勢」になりやすくなります。

頭がわずか5cm前へ出るだけでも、首にかかる負担は大きく増加するとされ、筋肉は長時間緊張した状態になります。

筋肉は収縮すると筋内の血管を圧迫します。

 

 

すると

 

筋肉への酸素供給が低下

↓

疲労物質が蓄積

↓

痛みを感じる神経が刺激される

↓

さらに筋肉が緊張する

 

という悪循環が生まれます。

 

 

 

 

筋膜も大きく関係している

 

近年では「筋膜」の重要性も注目されています。

筋膜とは、筋肉を包んでいる薄い膜で、全身を立体的につないでいる組織です。

長時間同じ姿勢を続けたり、身体を動かさない生活が続くと、筋膜同士の滑りが悪くなります。

 

すると筋肉が動きにくくなり、

 

・首が回しにくい

・肩が重い

・動かすと突っ張る

 

といった症状が現れます。

そのため、肩だけを揉んでも改善しないことが多いのです。

 

 

 

 

トリガーポイントとは?

 

首・肩こりの方によくみられるのが「トリガーポイント」です。

トリガーポイントとは、筋肉の中にできる過敏な硬結(しこり)のような部分です。

 

例えば僧帽筋にトリガーポイントがあると

 

・首の付け根

・肩

・こめかみ

・目の奥

 

など離れた場所にも痛みを飛ばすことがあります。

 

「肩こりなのに頭痛がする」

「目の奥が重い」

 

という方は、この関連痛が関係しているケースも少なくありません。

 

 

 

 

首肩のコリは、血流だけではなく神経も関係している

 

筋肉が硬くなると、血流だけではなく神経にも影響します。

筋肉の中には筋紡錘というセンサーがあります。

このセンサーは筋肉が急激に伸ばされると「危険!」と判断し、さらに筋肉を縮めるよう命令します。

 

これが筋スパズム(防御性収縮)です。

一度この状態になると、自分では力を抜いているつもりでも筋肉は緊張したままとなり、慢性的な肩こりへ移行します。

 

 

 

 

 

 

首肩のコリと自律神経との関係

 

仕事や人間関係、睡眠不足などによるストレスも首・肩こりに大きく関係します。

ストレスを受けると交感神経が優位になります。

 

すると

 

・血管が収縮する

・筋肉が緊張する

・睡眠の質が低下する

 

という状態になります。

睡眠中は本来、筋肉の修復や疲労回復が行われますが、睡眠の質が悪いと十分に回復できず、翌朝から肩こりを感じることがあります。

 

 

 

 

首肩のコリは、東洋医学ではどう考える?

 

東洋医学では首・肩こりを単なる筋肉の問題だけではなく、「気血の巡りが悪くなった状態」と考えます。

 

特に

 

・肝

・腎

 

との関係が深いとされています。

肝は筋肉や腱へ栄養を送る働きがあるとされ、ストレスの影響も受けやすい臓腑です。

肝の働きが低下すると筋肉が緊張しやすくなります。

また腎は身体の土台となるエネルギーを蓄えるとされ、加齢や疲労の蓄積によって首や肩が慢性的にこりやすくなると考えられています。

 

 

 

 

 

 

首肩のコリは、鍼灸ではどのように改善を目指すの?

 

鍼刺激には、さまざまな生理学的作用が報告されています。

 

① 筋緊張の緩和

鍼刺激により過剰に緊張した筋肉が緩み、筋スパズムの改善が期待されます。

 

② 血流改善

鍼刺激によって局所では一酸化窒素(NO)の放出が促され、血管が拡張し、筋肉への血流が改善すると考えられています。

血流が改善すると酸素や栄養が届きやすくなり、疲労物質の排出も促されます。

 

③ 痛みを抑える働き

鍼刺激は脳や脊髄に作用し、エンドルフィンやエンケファリンなどの内因性鎮痛物質の分泌を促すことが知られています。

これにより痛みを感じにくくなる効果が期待できます。

 

④ 自律神経の調整

鍼灸は交感神経の過剰な興奮を抑え、副交感神経とのバランスを整える働きが期待されています。

 

その結果、

・首肩こり

・睡眠の質

・疲労感

・頭痛

 

などの改善につながることがあります。

 

 

 

 

首肩のコリは全身から診ることが大切です

 

首や肩だけが原因とは限りません。

猫背、骨盤の傾き、股関節や胸郭の動きの低下、さらには呼吸が浅くなることも首への負担を増やします。

そのため当院では、痛い部分だけではなく、全身のバランスや姿勢、筋肉の状態、自律神経の働きまで確認し、一人ひとりに合わせた施術を行っています。

 

首・肩こりを「いつものことだから」と放置すると、頭痛や眼精疲労、めまい、腕のしびれなどにつながる場合もあります。

つらい症状が続く方や、何度も繰り返す方は、早めのケアが大切です。

 

首・肩こりでお悩みの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

一時的に楽になるだけでなく、症状を繰り返しにくい身体づくりを目指し、根本的な改善をサポートいたします。

 

 
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