疲労の原因とは?疲れが取れないときの対策と鍼灸|高田馬場はりきゅう院

 

 

疲労とは、身体や心に疲れを感じる状態のことです。

十分に休んでいるはずなのに疲れが取れない、身体が重い、集中できないなど、さまざまな形で現れることがあります。

睡眠不足やストレス、生活習慣などが関係している場合もあります。

 

 

「以前より疲れやすくなった」

「寝ても疲れが残る」

「休日にゆっくりしても回復しない」

「朝からだるい」

 

このようなお悩みはありませんか?

仕事や家事、育児などで忙しい毎日を送っていると、疲れること自体は自然なことです。

しかし、本来であれば疲労は睡眠や休息によって回復します。

 

問題なのは、

休んでも回復しない疲労

です。

 

実は慢性的な疲労は単なる「頑張りすぎ」ではありません。

体の中で起きている様々な変化が関係しています。

今回は疲労がなぜ起こるのか、そして鍼灸がどのように関わるのかを現代医学と東洋医学の両面からご紹介します。

 

 

 


 

 

 

疲労とは体からの警告サイン

 

疲労は身体の異常ではなく、本来は体を守るための仕組みです。

例えば、筋トレをすると筋肉が疲れます。長時間勉強すると頭が疲れます。

 

これは、

「これ以上頑張りすぎると体が壊れるよ」

という脳からの警告です。

 

つまり疲労感とは、脳が作り出している感覚なのです。

 

 

 

 

実は脳が疲れている

 

疲れというと筋肉をイメージする方が多いですが、近年は

脳疲労

という考え方が注目されています。

 

現代人は朝起きた瞬間から、

・スマホを見る
・メールを確認する
・仕事のことを考える
・SNSをチェックする

 

など大量の情報を処理しています。脳は休む暇なく働いています。

 

その結果、

・集中力低下
・やる気が出ない
・頭が重い
・疲れが抜けない

 

といった状態が起こります。

体は元気なのに疲れているように感じるのは、この脳疲労が関係していることがあります。

 

 

 

疲労が取れない最大の原因:自律神経

 

疲れが抜けない方の多くに共通するのが、

自律神経の乱れです。

自律神経には、

 

交感神経

活動モード

 

副交感神経

回復モード

 

があります。

 

理想は、

昼 → 交感神経

夜 → 副交感神経

です。

 

ところが、

・仕事のストレス
・人間関係
・スマホ
・夜更かし
・不規則な生活

 

によって交感神経が働き続けます。

すると身体は常にアクセルを踏み続けている状態になります。

アクセル全開の車は燃費が悪くなりますよね。身体も同じです。

回復できないままエネルギーを消費し続けるため、慢性的な疲労感につながります。

 

 

 

 

 

 

 

首肩こりが疲労を悪化させる理由

 

疲労が取れない患者様の多くに共通しているのが、

首肩の強い緊張です。

 

首の周囲には、

・神経
・血管
・筋肉

 

が密集しています。

長時間のデスクワークやスマホ操作により首肩が緊張すると、

 

血流低下
↓
酸素不足
↓
疲労物質蓄積
↓
さらに筋緊張

 

という悪循環が起こります。

その結果、

 

・頭痛

・眼精疲労

・集中力低下

・睡眠の質低下

 

などが起こりやすくなります。

 

 

 

寝ても疲れが取れない理由

 

疲労回復には睡眠が重要です。

しかし大切なのは「睡眠時間」ではなく「睡眠の質」です。

 

睡眠中には、

・脳の老廃物除去
・細胞修復
・ホルモン分泌
・免疫調整

 

が行われます。

ところが交感神経が優位なままだと、脳は十分に休めません。

すると、8時間寝ても疲労が残っているという状態になります。

 

 

 

疲労:東洋医学ではどう考える?

 

東洋医学では疲労感を単純に「体力不足」とは考えません。

体を動かすエネルギーである気(き)が不足したり滞ったりすると疲労が現れると考えます。

 

 

 

気虚(ききょ)

 

もっとも多いタイプです。

エネルギー不足の状態です。

 

特徴

・疲れやすい

・息切れしやすい

・風邪をひきやすい

・やる気が出ない

 

イメージとしては、スマホの充電が20%しかない状態です。

頑張りたくても頑張れません。

 

 

 

脾虚(ひきょ)

 

東洋医学でいう「脾」は胃腸の働きを指します。

胃腸はエネルギーを作る工場です。

 

この工場が弱ると、

・疲労感

・食欲不振

・下痢

・むくみ

 

が現れます。

疲れが取れない方の中には、胃腸機能の低下が隠れていることも少なくありません。

 

 

 

肝鬱(かんうつ)

 

ストレスによる疲労です。

 

特徴

・イライラ

・寝つきが悪い

・肩こり

・ため息が多い

 

現代人に非常に多いタイプです。

ストレスによって気の流れが悪くなり、疲労感や不調が現れます。

 

 

 

鍼灸では、疲労をどう施術するか?

 

患者様から「鍼で疲れが取るんですか?」と聞かれることがあります。

鍼灸は疲労を消す魔法ではありません。

しかし、体が回復しやすい環境を作ることができます。

 

 

 

 

 

 

疲労に対する鍼灸:筋肉の緊張を緩める

 

鍼刺激によって筋肉の過緊張が緩和されると、

 

血流改善

↓

酸素供給増加

↓

老廃物排出促進

 

が期待できます。

首肩こりや重だるさの軽減につながります。

 

 

 

疲労に対する鍼灸:自律神経を整える

 

鍼灸ではリラックス反応が促されることで、

交感神経優位の状態から副交感神経優位へ切り替わりやすくなります。

 

その結果、

・眠りやすい

・呼吸が深い

・疲れが抜けやすい

 

状態を目指します。

 

 

 

 

 

 

東洋医学的には「気血を巡らせる」

 

東洋医学では、気や血の流れが滞ると疲労が蓄積すると考えます。

鍼灸は経絡の流れを整え、不足しているものを補い、

滞っているものを流すことで、体本来の回復力を引き出していきます。

 

 

 

疲労を我慢しないことが大切

 

疲労は気合いで乗り切るものではありません。

疲労は体からの重要なメッセージです。

「まだ大丈夫」を繰り返していると、肩こりや頭痛だけでなく、不眠やめまい、胃腸症状などにつながることもあります。

 

最近疲れが取れない。朝からだるい。

そんな方は、身体が発しているサインに耳を傾けてみてください。

鍼灸は、疲労感そのものだけでなく、その背景にある自律神経の乱れや筋緊張、東洋医学的な体質にも目を向けながら、回復しやすい身体づくりをサポートしていきます。

 

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