「お腹が空かない」「食べたいと思えない」「少し食べただけで満腹になる」など、食欲不振でお悩みではありませんか?
食欲が落ちることは、疲労や睡眠不足、ストレスなどによって一時的に起こることがあります。また、胃腸の不調や感染症、薬の影響など、身体的な原因が関係している場合もあります。
特に、検査では大きな異常が見つからないものの、仕事が忙しいと食欲がなくなる、ストレスが強いと食べられなくなるという場合には、自律神経や心身の状態を含めて考えることも大切です。
この記事では、食欲不振の主な原因や自律神経との関係、東洋医学ではどのように考えるのか、鍼灸ではどのようにアプローチするのかについて、高田馬場はりきゅう院が解説します。
食欲不振とは?
食欲不振とは、普段と比べて食欲が低下し、食事をしたいと感じにくくなる状態です。
「朝から何も食べたくない」「食事を見ると胃が重く感じる」「少量しか食べられない」など、症状の出方はさまざまです。
一時的な疲労やストレスによるものもありますが、長く続く食欲不振には、胃腸の病気や感染症、内分泌の病気、薬の副作用などが関係している場合もあります。
また、食欲不振が続くことで、必要な栄養やエネルギーが不足し、体重減少や疲労につながることもあります。
食欲不振の主な原因
ストレスや精神的な緊張
仕事や人間関係などによるストレスが続くと、食欲が低下することがあります。
「仕事の日は食べられないけれど、休日は食べられる」「緊張すると胃が重くなる」など、精神的な状態と食欲が連動する方もいます。
ストレスや緊張は自律神経を介して消化管の働きに影響するため、食欲の変化につながることがあります。
睡眠不足や疲労
睡眠不足や疲労が続くと、食欲や消化の状態が変化することがあります。
特に、忙しい時期に食欲が落ちる、疲れると食事をする気力がなくなるという場合には、休息不足が関係している可能性があります。
胃腸の不調
胃もたれ、胃の痛み、吐き気、腹部の張りなどがあると、食事を取りにくくなることがあります。
胃炎や逆流性食道炎などの消化器疾患が原因となっている場合もあるため、胃の症状を伴う場合には注意が必要です。
生活リズムや食生活の乱れ
食事時間が不規則だったり、夜遅い時間に食べる習慣が続いたりすると、食欲のリズムが乱れることがあります。
また、朝食を抜く習慣や、間食が多いことなども食事量に影響する場合があります。
感染症やその他の病気
風邪や胃腸炎などの感染症では、発熱や倦怠感とともに食欲が低下することがあります。
また、甲状腺などの内分泌疾患や肝臓・腎臓などの病気、悪性腫瘍などが食欲低下の原因となる場合もあります。
原因がはっきりしない食欲不振が長く続く場合は、医療機関で原因を確認することが大切です。

食欲不振に伴いやすい症状
食欲不振と一緒に、次のような症状がみられることがあります。
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胃もたれ
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吐き気
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胃の重さ
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腹部の張り
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だるさ
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疲れやすい
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睡眠の質の低下
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ストレスや不安感
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体重減少
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便秘や下痢
食欲不振だけでなく複数の症状がある場合には、それぞれを別々に考えるのではなく、いつから起こっているのか、どのようなときに悪化するのかを整理することが重要です。
食欲不振と自律神経の関係
食欲や消化管の働きには、自律神経も関わっています。
ストレスや緊張が続くと、自律神経を介して消化管の働きに変化が生じ、胃の不快感や食欲の低下につながることがあります。
例えば、
「仕事が忙しい時期になると食欲がなくなる」
「緊張すると何も食べられなくなる」
「疲れていると食事をする気にならない」
「休日になると少し食べられる」
という場合には、ストレスや疲労、睡眠などとの関係を考えることができます。
ただし、食欲不振のすべてが自律神経によるものではありません。
長期間続く食欲不振や体重減少、強い腹痛などがある場合には、病気が隠れている可能性もあるため、医療機関での確認が必要です。

東洋医学では食欲不振をどう考える?
東洋医学では、食欲不振を胃だけの問題として考えるのではなく、「脾胃」の働きや「気」の状態、体内の水分バランスなどを含めて考えることがあります。
脾胃の働き
東洋医学では「脾胃」は、食べ物を消化・吸収し、体に必要なものを作り出す働きに関係すると考えます。
食欲がない、食後に胃が重い、疲れやすい、便がゆるいなどの症状がある場合には、脾胃の働きが弱っている状態として考えることがあります。
気虚
「気」は、東洋医学では身体を動かすエネルギーのようなものとして考えられています。
疲れやすい、体力がない、食欲がない、少し動いただけで疲れるなどの症状がある場合には、「気虚」と考えることがあります。
気滞
ストレスや緊張などによって「気」の巡りが悪くなった状態を「気滞」と考えます。
気滞では、胃やお腹が張る、げっぷが出る、みぞおちが苦しいなどの症状を伴うことがあります。
精神的なストレスによって食欲が変化する場合にも、この考え方を用いることがあります。
痰湿
体内の水分代謝がうまくいかず、「湿」がたまっている状態を東洋医学では「痰湿」と考えることがあります。
胃が重い、体がだるい、食後に眠くなる、むくみやすいなどの症状を伴う場合に考えられます。
このように、同じ「食欲不振」でも、疲労が強いのか、ストレスが強いのか、胃もたれがあるのかなどによって、東洋医学での捉え方は異なります。
食欲不振に対する鍼灸のアプローチ
鍼灸では、食欲だけを見るのではなく、
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胃や腹部の状態
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食事量や食事時間
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胃もたれや吐き気
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便通
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睡眠
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疲労
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ストレス
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冷え
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生活リズム
などを確認しながら、その方の状態に合わせて施術します。
胃やお腹周りだけでなく、背中や手足などの経穴も組み合わせながら、消化器の働きに関わる身体の状態にアプローチしていきます。
また、ストレスや緊張が強い場合には、全身の緊張を和らげ、リラックスしやすい状態を目指す施術を行うこともあります。
食欲不振の原因を一つに決めつけず、身体全体の状態を見ながら施術することが大切です。

高田馬場はりきゅう院の食欲不振への施術
高田馬場はりきゅう院では、食欲不振だけを見るのではなく、現在の体調や生活習慣、睡眠、ストレス、胃腸の状態などを確認しながら施術を行っています。
自律神経の状態を確認するために、自律神経測定器を使用することもあります。
そのうえで、α式自律神経調整鍼灸を中心に、鍼・お灸・電気鍼などを組み合わせ、一人ひとりの状態に合わせて施術内容を調整します。
例えば、
「仕事のストレスで食欲がなくなる」
「胃もたれがあって食べられない」
「疲れると食欲が落ちる」
「食欲不振と便秘を繰り返している」
といった場合には、胃腸だけでなく、全身の状態や生活習慣なども含めて確認します。
食欲不振があるときのセルフケア
無理にたくさん食べない
食欲がないときに無理に大量に食べると、胃に負担がかかることがあります。
一度に食べられない場合は、少量ずつ食事を分ける方法もあります。
消化しやすいものを選ぶ
胃もたれや吐き気がある場合は、脂っこいものや刺激の強いものを控え、消化しやすい食事を選びましょう。
水分をとる
食事量が減っているときでも、水分補給は大切です。
一度に大量に飲むのではなく、こまめに水分をとるようにしましょう。
食事の時間を大きく乱さない
食欲がなくても、毎日の食事時間を大きく乱さないようにすることで、生活リズムを整えるきっかけになります。
睡眠と休息をとる
疲労や睡眠不足が続いている場合には、まず休息を確保することも大切です。
ストレスによって食欲が低下している場合は、食事だけでなく、仕事や生活の中で緊張が続いていないかを振り返ってみましょう。
このような場合は医療機関へ
食欲不振はストレスや疲労でも起こりますが、長く続く場合には病気が隠れている可能性があります。
次のような場合には、鍼灸よりも先に医療機関へ相談しましょう。
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食欲不振が長期間続いている
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体重が意図せず減っている
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強い腹痛がある
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繰り返し吐いている
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吐血がある
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黒い便が出ている
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発熱が続いている
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水分や食事がほとんど取れない
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強い倦怠感がある
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飲み込みにくさがある
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症状が徐々に悪化している
特に、食事や水分がほとんど取れない、急激な体重減少、強い腹痛や嘔吐などがある場合は、早めに医療機関を受診してください。

食欲不振に関するよくある質問
Q. ストレスで食欲がなくなることはありますか?
あります。
ストレスや緊張は自律神経を介して消化管の働きに影響することがあり、胃の不快感や食欲低下につながることがあります。
ただし、長期間続く食欲不振には他の原因が隠れていることもあるため、症状が続く場合は医療機関での確認が大切です。
Q. 食欲不振に鍼灸はできますか?
症状や原因によります。
急激な食欲低下や体重減少、強い腹痛などがある場合は、まず医療機関で原因を確認することをおすすめします。
一方で、検査で大きな異常がなく、ストレスや疲労、睡眠不足などによって食欲が落ちている場合には、全身の状態を確認しながら鍼灸でケアする方法があります。
Q. 胃もたれや吐き気も一緒にありますが相談できますか?
はい。
食欲不振に胃もたれや吐き気が伴う場合には、胃腸の状態だけでなく、睡眠、疲労、ストレス、便通なども含めて確認します。
ただし、強い吐き気や繰り返す嘔吐、強い腹痛などがある場合は、まず医療機関を受診してください。
まとめ
食欲不振は、ストレスや疲労、睡眠不足、生活リズムの乱れ、胃腸の不調など、さまざまな要因によって起こります。
特に「仕事が忙しいと食べられない」「緊張すると食欲がなくなる」「疲れると胃が重くなる」といった場合には、胃だけでなく自律神経や心身の状態にも目を向けることが大切です。
東洋医学では、脾胃の働きや気の不足、気の巡り、痰湿など、体全体の状態から食欲不振を捉えていきます。
高田馬場はりきゅう院では、食欲不振だけに対して施術するのではなく、現在の体調や生活習慣、睡眠、ストレス、胃腸の状態などを確認し、一人ひとりに合わせた鍼灸施術を行っています。
新宿区・高田馬場周辺で、食欲がわかない、食事があまり取れない、ストレスや疲労で食欲が落ちやすいなどのお悩みがありましたら、一度ご相談ください。
※強い腹痛、繰り返す嘔吐、急激な体重減少、吐血などがある場合は、鍼灸ではなく医療機関への受診を優先してください。
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