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現代人の不調テーマシリーズ : 不眠と自律神経
不眠と自律神経 〜なぜ眠れなくなるの?〜
1.はじめに
「夜眠れない」「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」――不眠で悩む方は意外に多くいます。
不眠は単なる「眠れない問題」ではなく、体と心の健康に深く関わる症状です。その背景には、自律神経の乱れが大きく関係しています。
今回は、不眠が起こる仕組み、日常生活でできる工夫、そして鍼灸でのアプローチについてわかりやすく解説します。
2.不眠の原因と自律神経
自律神経には、活動時に優位になる交感神経と、休息時に優位になる副交感神経があります。これらのバランスが崩れると、眠れなくなります。
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交感神経(緊張モード)が働きすぎる → 体がリラックスできず寝つきが悪くなる
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副交感神経(リラックスモード)が働きにくい → 深い眠りに入れず夜中に目が覚める
ストレス、仕事の緊張、スマホやパソコンの使いすぎなどが、自律神経のバランスを乱す大きな原因です。

3.生活習慣と不眠
日常生活の影響も大きく、自律神経の乱れに直結します。
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長時間のスマホ・PC → 脳が覚醒し、交感神経優位に
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睡眠不足 → 自律神経が乱れ、回復力が落ちる
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ストレス過多 → 交感神経が常に働き、寝つきが悪くなる
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運動不足 → 血流や体温調節がうまくいかず、眠りが浅くなる
こうした要因が積み重なると、寝つきが悪いだけでなく、日中の疲労感や集中力低下などの悪循環が生まれます。
4.自宅でできるセルフケア
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寝る前のスマホ・PC制限
画面のブルーライトを避け、脳を休める
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深呼吸や軽いストレッチ
副交感神経を優位にし、体の緊張をほぐす
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温かいお風呂や足湯
血流改善と体温リズムの調整に効果的
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朝の光を浴びる
体内時計をリセットして夜の眠気を整える
5.鍼灸でのアプローチ
不眠改善にも鍼灸は効果的です。
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どんな治療をするの?
肩・首・背中などのツボに鍼を打つことで血流を改善し、筋肉の緊張を和らげます。灸の温熱刺激により副交感神経を働きやすくし、全身の自律神経バランスを整えます。
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どんな効果があるの?
寝つきがよくなる、夜中に目が覚めにくくなる
日中の疲労感やイライラが軽減される
自律神経のバランスが整い、体が回復しやすくなる
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続けるとどうなる?
単なる「その日の睡眠改善」ではなく、繰り返しの施術で体のリズムが整い、眠りやすい体質へと変化します。
6.まとめ
不眠は「眠れないだけ」の問題ではなく、自律神経の乱れや生活習慣の影響が大きく関係しています。
セルフケアと鍼灸を組み合わせることで、根本から眠りやすい体へと整えることが可能です。
薬に頼らず自然な形で睡眠を改善したい方に、鍼灸は有効な選択肢と言えるでしょう。

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