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現代人の不調テーマシリーズ : 頭痛と自律神経
頭痛と自律神経 〜なぜ繰り返すの?体のサインを読み解こう〜
1.はじめに
「また頭が痛い…」そんな経験はありませんか?
日本人の約4人に1人は「慢性的な頭痛」に悩んでいると言われています。市販薬でしのいでいる人も多いですが、実はその頭痛の背景には「自律神経の乱れ」が隠れていることが少なくありません。
今回は、頭痛と自律神経の関係、そして日常でできるセルフケアについて分かりやすくお伝えします。
2.自律神経ってなに?
自律神経とは、体の中で「自動的に働いている神経」のこと。
心臓を動かしたり、呼吸を整えたり、体温を保ったり…私たちが意識しなくても体をコントロールしてくれています。
大きく分けて、
・ 交感神経(体を緊張・活動モードにする)
・ 副交感神経(体をリラックス・休息モードにする)
この2つがあります。
このバランスが崩れると、血流や筋肉の状態が変わり、頭痛につながるのです。

3.頭痛のタイプと自律神経の関係
▷ 緊張型頭痛
頭全体がギューっと締めつけられるように痛むタイプ。
デスクワークやスマホでの姿勢が続くと、首や肩の筋肉がこわばり、交感神経が優位に。血流が悪くなって起こります。
▷ 片頭痛
ズキズキと片側に強い痛みが出るタイプ。
副交感神経が急に働いて血管が広がりすぎることで痛みが起きます。光や音に敏感になる人も多いです。
▷ 群発頭痛
目の奥がえぐられるように痛む、とても強烈なタイプ。
体内時計や自律神経のリズムが関係していると言われ、ある時期に集中して起こります。
4.日常生活と頭痛の関係
自律神経はとてもデリケートなので、生活習慣の影響を受けやすいです。
・ 睡眠不足 → 自律神経が乱れて頭痛の引き金に
・ ストレス → 交感神経が緊張し続け、筋肉が硬直
・ 食事の乱れ → カフェイン・アルコールが片頭痛を悪化させることも
・ 天気や気圧の変化 → 自律神経がうまく調整できず痛みが出やすくなる
5.頭痛を和らげる自律神経ケア
▷ 呼吸でリラックス
ゆっくり「息を吐く」ことを意識するだけで、副交感神経が働きやすくなります。
▷ 首や肩をほぐす
デスクワークの合間に肩を回す、首を軽くストレッチすることで血流改善。
▷ 温める
お風呂にゆっくり浸かると、副交感神経が優位になり、筋肉のこわばりが和らぎます。
▷ 生活リズムを整える
寝る時間・起きる時間をできるだけ一定にすることが、自律神経の安定に直結します。
▷ 東洋医学の視点
鍼灸やツボ押しも、自律神経のバランスを整えるサポートに。特に「合谷(ごうこく)」と呼ばれる手の甲のツボは、頭痛に効果的とされています。
6.鍼灸でできること
頭痛は「自律神経の乱れ」と「血流の悪さ」「筋肉のこわばり」が関係しているため、鍼灸ではそれを整える治療を行います。
▷ どんな治療をするの?
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鍼(はり):細い鍼を頭や首、肩、手足のツボに打ち、滞った血流を改善し、自律神経のバランスを整えます。
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灸(きゅう):温かい刺激で血行を促し、リラックス神経(副交感神経)を働きやすくします。
刺激はとてもやさしく、初めての方でもリラックスして受けられることが多いです。
▷ どんな効果が期待できる?
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首・肩のこりがやわらぐ
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血流がよくなり、重だるい頭痛が軽くなる
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自律神経が整い、頭痛の頻度が減る
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睡眠の質が上がり、体調が安定しやすくなる
▷ 続けるとどうなるの?
薬で一時的に抑えるのとは違い、体質や生活リズムに合わせて施術を続けることで、
「頭痛が出にくい体」へと少しずつ変えていくことができます。
「頭痛=我慢するしかない」ではなく、鍼灸を通して「整えていく」という選択肢があることを知ってもらえると安心ですよね。
7.まとめ
頭痛は「脳や血管だけの問題」ではなく、「自律神経の乱れ」と深く関わっています。
薬で痛みを抑えることも大切ですが、根本的には生活習慣を見直して、自律神経を整えることが予防につながります。
日々の小さな習慣が、頭痛のないすっきりした毎日へとつながっていきますよ。

< 現代人の不調テーマシリーズ >
・ 頭痛と自律神経
・ 不眠と自律神経
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