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季節を味方にするからだケア : すべて
季節ごとのセルフケア便り ~一年を健やかに過ごすために~
1. 一年を通して体は変化する
私たちの体は、一年を通して少しずつ変化しています。春の暖かさ、夏の暑さ、秋の乾燥、冬の寒さ。それぞれの季節の影響で、体の臓腑や気血の巡りが変わり、体調や心の状態にも変化が現れます。
東洋医学では、季節ごとに体の「臓腑」が主役となり、体調のバランスを保っています。例えば、春は肝、夏は心、長夏(梅雨)は脾、秋は肺、冬は腎がそれぞれ影響を受けやすいと考えます。
季節の変化を無視して生活すると、肩こり、疲れやすさ、頭痛、肌トラブル、冷え、むくみなどの不調が出やすくなります。逆に季節に合わせたケアを行うことで、体は自然にバランスを取り、健康を維持しやすくなります。
2. 体調ケアは「未病」を防ぐ
東洋医学では「未病(みびょう)」という考え方があります。病気ではないけれど、体の調子が少し崩れた状態です。
季節ごとのセルフケアや鍼灸、食事、生活習慣を整えることは、この「未病」を防ぐことにつながります。体の巡りや臓腑のバランスを整えることで、疲れにくく、風邪や体調不良を予防できるのです。
3. 季節ごとの体調の特徴
シリーズでは、以下の季節ごとのテーマに沿って、体調管理のポイントを紹介します。
・ 春:肝を整えてストレスケア
春は気温や環境の変化で自律神経が乱れやすく、イライラや頭痛、めまいなどの不調が出やすい季節です。肝の巡りを整えることで、気分も体も軽やかになります。
・ 夏 : 心を養って暑さバテ防止
高温多湿で体に負担がかかる夏は、心の働きが疲れやすく、動悸や寝不足、だるさが出やすくなります。鍼灸や生活習慣で心を労わるケアが大切です。
・ 長夏(梅雨) :脾を守ってむくみ対策
湿気の多い季節は脾が弱りやすく、むくみや食欲不振、重だるさが出やすくなります。脾の働きを助ける養生で、体の巡りを整えましょう。
・ 秋 : 肺を潤して乾燥予防
空気の乾燥が進む秋は、肺が弱まり咳や喉の不調、肌荒れが出やすくなります。潤いを意識した生活と鍼灸で、体を乾燥から守ります。
・ 冬 : 腎を温めて冷え・体力低下予防
冷え込みが強い冬は、腎の働きが弱まりやすく、冷えや腰痛、疲れが出やすくなります。腎を温める鍼灸や食事、休養で寒さに負けない体を作ります。
4. 鍼灸と日常のケアで巡りを整える
鍼灸は、季節に応じた臓腑のバランスを整え、体の巡りをスムーズにする手助けをしてくれます。
さらに、食事や入浴、ストレッチ、ツボ押しなどを組み合わせると、効果がより長く続きます。
例えば、春は血流を促すツボ、夏は心を落ち着けるツボ、長夏はむくみを改善するツボ、秋は呼吸と潤いを整えるツボ、冬は腎を温めるツボ。それぞれの季節に合ったセルフケアを取り入れることで、健康を保ちやすくなります。
5. まとめ
一年を通して体の調子は変わりますが、季節ごとの特徴を理解し、養生や鍼灸で巡りを整えることで、未病を防ぎ、快適に過ごすことができます。
「季節を味方にするからだケア」シリーズでは、春から冬まで、季節に応じた体調ケアのポイントと実践法を紹介しています。
このシリーズを参考に、体と心のバランスを整えながら、季節を味方にして一年を健やかに過ごしましょう。

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