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女性のためのセルフケアと東洋医学 : 不眠

不眠と鍼灸 ~眠れない夜をやさしく整える方法~
1. 不眠とは?
「布団に入ってもなかなか眠れない」「夜中に何度も目が覚める」「朝早く起きてしまう」
——こうした状態が続くと、不眠症と呼ばれます。不眠は単に睡眠時間が短くなるだけでなく、日中の集中力低下、疲労感、気分の落ち込み、免疫力の低下など、心身にさまざまな影響を与えます。
2. 不眠の原因
不眠の背景には、複数の要因が絡み合っています。
・ ストレスや不安:仕事や家庭、人間関係などの精神的負担
・ 生活リズムの乱れ:夜更かし、昼寝のしすぎ、シフト勤務
・ 体の不調:更年期、慢性痛、かゆみ、呼吸器系の問題など
・ 環境要因:寝室の温度・湿度、光や音の刺激
・ スマホ・PCのブルーライト:脳を覚醒させ、メラトニン分泌を妨げる
現代社会では、これらの要因が重なって慢性的な不眠になる人が増えています。
3. 鍼灸が不眠に働きかけるしくみ
鍼灸では、不眠を「心と体のバランスの乱れ」として捉えます。特に関わるのは、自律神経のアンバランスと血流の滞りです。
・ ツボ刺激で自律神経を整える:交感神経(緊張)と副交感神経(リラックス)の切り替えをスムーズにする
・ 血流促進で深部体温を下げる:就寝時に体温が自然に下がることで、眠りやすくなる
・ 心身をリラックスモードへ導く:温灸や深呼吸と組み合わせることで眠気を促す
代表的なツボには、手首の「内関(ないかん)」、足首の「三陰交(さんいんこう)」、頭部の「百会(ひゃくえ)」などがあります。
これらは心の落ち着きや血流改善に効果的です。
4. 日常でできる不眠ケア
鍼灸施術と合わせて、生活習慣を少し変えるだけでも睡眠の質は改善します。
・ 寝る前90分はスマホ・PCを避ける
・ 毎日同じ時間に寝起きする(休日もなるべく同じ)
・ 寝る前にぬるめのお風呂(38〜40℃)に浸かる
・ 照明を暖色系に切り替える
・ 夜はカフェインやアルコールを控える
・ 寝室は静かで暗く、適度な温度(18〜22℃)に保つ
また、日中に軽く体を動かすことも効果的です。
ウォーキングやストレッチで適度に疲労感を作ると、夜の眠りが深まりやすくなります。
5. まとめ
不眠は放っておくと、心身に悪影響を与え、慢性的な疲労や病気のリスクを高めます。
鍼灸は自律神経や血流を整え、心と体をリラックスモードへ導くことで、自然な眠りをサポートします。
さらに生活習慣の工夫を組み合わせれば、眠れない夜は少しずつ減らせます。
眠りは体と心の修復時間。質の良い睡眠を取り戻すことは、健康だけでなく日々の幸福感にも直結します。鍼灸とセルフケアで、穏やかな夜を手に入れましょう。
<女性のためのセルフケアと東洋医学>
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