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肋間神経痛と鍼灸:じっとしていても痛い…その原因、東洋医学でケアできるかも?

肋間神経痛ってどんなもの?
胸のあたりにズキズキ、チクチクと痛みを感じたことはありませんか?
それがもし、「あばら骨の間をなぞるように痛む」「咳やくしゃみで悪化する」「寝返りでズキンとくる」といった症状なら、肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)かもしれません。
この神経は、背骨から脇腹・胸の前面に向かって伸びており、肋骨と肋骨の間を走っています。そこが何らかの原因で圧迫・炎症を起こすことで、ピリピリしたり、刺すような痛みを感じるのが「肋間神経痛」です。
原因には、以下のようなものが考えられます。
・ ストレスや疲労の蓄積
・ 姿勢の悪さ(猫背、長時間のデスクワーク)
・ 帯状疱疹のウイルス
・ 背骨や肋骨のゆがみや炎症
・ 筋肉の緊張による圧迫
ただし、レントゲンなどで異常が見つからないことも多く、「原因不明」と言われてしまうケースもあります。
東洋医学で見る「肋間神経痛」のとらえ方
東洋医学では、体を「気(き)・血(けつ)・水(すい)」のバランスでとらえます。
肋間神経痛のような痛みも、単なる「神経の問題」ではなく、体の巡りが滞っているサインと考えます。
特に関連するのは以下のような東洋医学的な状態です:
・ 「肝(かん)」の不調
→ イライラやストレスで「気」が滞り、肋間部の流れが悪くなる。
・ 「気滞血瘀(きたいけつお)」
→ ストレスなどで気が滞ると、血の巡りも悪くなり、筋肉が硬くなって神経を圧迫する。
・ 「寒邪(かんじゃ)」の侵入
→ 冷えによって筋肉がこわばり、神経痛を引き起こすこともあります。
鍼灸ができること
肋間神経痛に対して、鍼灸は以下のようなアプローチをとります:
① 緊張した筋肉を緩める
背中や脇周りの筋肉が緊張して神経を圧迫している場合、鍼やお灸で筋肉のコリをゆるめ、神経の圧迫を和らげる効果が期待できます。
② 自律神経のバランスを整える
ストレスが原因で発症しているケースも多いため、自律神経を整えるツボ(たとえば「百会(ひゃくえ)」や「内関(ないかん)」など)にアプローチすることで、体全体をリラックスモードに導きます。
③ 気・血の巡りを改善する
東洋医学的な視点から、「気滞」や「瘀血(おけつ)」の改善を目指す治療を行います。ツボでいうと「膈兪(かくゆ)」「肝兪(かんゆ)」「期門(きもん)」などがよく使われます。
④ お灸による温熱刺激
冷えが関与している場合は、お灸で温めることで筋肉の緊張や冷えによる痛みをやわらげる効果も。
実際に受ける施術は?
鍼灸の施術は、痛みがある場所の周囲だけでなく、全身のバランスを見ながらアプローチするのが特徴です。
たとえば、肩や背中のコリを取る施術、胃腸の調子を整える施術、ストレスをケアする施術を一緒に行うことで、痛みの根本原因にもアプローチしていきます。
こんな方はぜひ相談を
・ 病院で原因がわからず、不安なまま痛みが続いている
・ 疲れると決まって肋骨の下が痛む
・ 呼吸が浅くなるほど痛みを感じる
・ ストレスを抱え込みやすい
・ 背中や胸に冷えを感じやすい
こういった方は、一度鍼灸院で体を見直してみるのも選択肢です。
まとめ
肋間神経痛は、日常生活に大きく支障をきたす厄介な症状ですが、東洋医学的な視点から見ると、体の内側から整えるチャンスとも言えます。
単に痛み止めで抑えるだけでなく、体の巡りを整えて「痛くなりにくい体」を目指すには、鍼灸という選択肢がとても有効です。
気になる方は、ぜひお近くの鍼灸院にご相談ください。
慢性的な痛みに向き合い、心身ともに軽やかに過ごせるよう、東洋医学の力を味方につけましょう。
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