倦怠感に悩むあなたへ ~東洋医学でスッキリを取り戻す~

 

 

「毎日なんだか体がだるい」「朝からやる気が出ない」「ちゃんと寝ているのに疲れが取れない」
そんな“倦怠感”に悩んでいませんか?

西洋医学では、疲労の蓄積や睡眠不足、ストレス、病気などが原因とされますが、検査をしても異常が見つからない…というケースも少なくありません。

ここで注目されているのが、東洋医学的な視点からのアプローチです。東洋医学では、身体を「気(き)・血(けつ)・水(すい)」という3つの要素でとらえ、不調の背景を体全体のバランスの乱れとして捉えます。

 

 


 

 

東洋医学がみる「倦怠感」とは?

東洋医学では、倦怠感の原因を大きく分けて以下のように考えます。

 

① 気虚(ききょ)

→「気」が不足している状態。


体を動かすエネルギーが足りず、全身がだるく疲れやすい、声に力がない、食後に眠くなる…といった症状が見られます。
体質的に虚弱な人や、過労・睡眠不足の人に多く見られます。

 

② 血虚(けっきょ)

→「血」が足りない状態。


血は体の栄養源であり、精神も支えています。血が不足すると、めまいや集中力の低下、不安感、動悸なども伴うことがあります。女性では月経量が多い人や産後の方に多い傾向があります。

 

③ 気滞(きたい)

→「気」の流れが滞っている状態。


イライラしやすく、ため息が多い、胸やお腹が張るなど、ストレスが原因でエネルギーが巡らずだるさが出ます。

 

④ 湿邪(しつじゃ)

→体内に余分な水分が溜まり、重だるさを感じる状態。


梅雨時期や湿気の多い場所にいると悪化しやすく、頭が重い・むくみ・胃もたれなども出やすくなります。

 

 

 

 

鍼灸で整える、体と心のバランス

東洋医学的な診立てをもとに、鍼灸治療は体のバランスを整えることを目的とします。

倦怠感の原因が「気虚」であれば、エネルギーを補うツボに。ストレスによる「気滞」であれば、巡りを良くするツボに。というように、人によってアプローチは異なります

 

具体的には:

・ 気を補うツボ:関元(かんげん)、中脘(ちゅうかん)

・ 気を巡らせるツボ:太衝(たいしょう)、内関(ないかん)

・ 水分代謝を助けるツボ:陰陵泉(いんりょうせん)、脾兪(ひゆ)

・ 全身の調整を図るツボ:足三里(あしさんり)、百会(ひゃくえ)

 

これらのツボに鍼やお灸を使い、自律神経や内臓の働きを整えながら、体の自然回復力を高めていくのが、東洋医学的アプローチの大きな特徴です。

 

 

生活習慣の見直しも大切

東洋医学では「未病(みびょう)」という考え方があります。まだ病気とはいえないけれど、何か不調がある状態です。倦怠感はまさに“未病”の代表ともいえます。

以下のような生活の見直しも、回復には重要です。

 

・ 朝は同じ時間に起きて、朝日を浴びる

・ 冷たいものを避け、温かい飲み物で内臓をいたわる

・ 夜更かしをやめ、なるべく23時までに就寝

・ ゆっくり呼吸する時間を持つ(軽いストレッチや瞑想もおすすめ)

 

 

おわりに

倦怠感は「怠けているだけ」と思われがちですが、身体が発する大事なサインです。
検査で異常が出ないからこそ、体質や巡りを整える東洋医学の視点が役に立つことも多くあります。

もし「原因はわからないけど、なんとなくずっとだるい」と感じることが続くなら、ぜひ一度、鍼灸治療を取り入れてみてください。
あなたの体と心の声に、そっと耳を傾ける時間になるかもしれません。

 

 

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