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毎月やってくる「生理痛」、我慢していませんか?

〜東洋医学と鍼灸で、生理のつらさを根本から改善〜
「生理前はイライラと腰の重さがつらい」
「薬を飲まないと動けないほどの腹痛」
「生理中は仕事にも集中できない…」
このように生理痛で日常生活に支障をきたしている方は少なくありません。
しかし「女性だから仕方ない」「体質だから我慢するしかない」と諦めている方も多いのが現状です。
東洋医学と鍼灸では、生理痛は「冷え」「血の滞り(瘀血)」「ストレス」「気血の不足」など、体全体のバランスの乱れが原因とされています。
今回は、生理痛を東洋医学の視点で見直し、鍼灸でできるサポートについてご紹介します。
◆ そもそも生理痛とは?
医学的には、生理痛は「月経困難症」に分類され、下腹部の痛み、腰痛、頭痛、吐き気、倦怠感、イライラなど、幅広い症状が含まれます。
生理痛には大きく分けて2種類あります。
1.機能性月経困難症
明確な病気はなく、ホルモンバランスや子宮の収縮の強さなどが原因とされます。
思春期〜20代前半に多く、冷えやストレスも関与します。
2.器質性月経困難症
子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症など、婦人科疾患が原因となっているもの。
30代以降に多く見られます。
どちらも「鎮痛薬」で一時的に症状を抑えることはできますが、体質が変わらない限り、根本改善にはつながらないケースも多くあります。
◆ 東洋医学から見た生理痛の原因
東洋医学では、女性の健康は「血(けつ)」と「気(き)」のバランスが重要とされ、これらが滞ったり不足したりすると生理痛が起きると考えられています。
代表的なタイプは以下の通りです。
【1】瘀血(おけつ)タイプ
血流が悪く、古い血が体内に滞っている状態。
痛みは強く、刺すような痛みが特徴。
顔色がくすむ、舌が紫色気味などのサインがある。
→ 鍼灸では「血の巡り」を促進するツボを用い、滞りを改善。
【2】気滞(きたい)タイプ
ストレスや情緒の乱れによって、気の流れが滞っている状態。
生理前に胸が張る・イライラ・便秘になる傾向。
生理が始まると痛みが軽くなる。
→ 「気の流れを整えるツボ」を使い、リラックス効果も高い。
【3】気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ
気と血の不足で、子宮に十分な栄養が届かないタイプ。
生理後に疲労感・めまい・冷えが強くなる。
生理の量も少なめ。
→ 体力を補い、血を養う施術で体質を底上げしていく。
◆ 鍼灸による生理痛へのアプローチ
鍼灸では、体全体のバランスを見ながら、生理痛の根本的な原因を整えていきます。
● 鍼(はり)
生理痛の原因に合わせて、お腹、腰、手足のツボなどを刺激し、子宮周囲の血流を改善。
自律神経にも働きかけ、ホルモンバランスを整える作用も。
● お灸
冷えが強い方にはお灸が効果的。
温熱刺激で内臓を温め、血流や代謝を促進します。
◆ よく使われるツボの例
ツボ名 | 場所 | 効果 |
---|---|---|
関元(かんげん) | おへその下 | 子宮の働きを高め、冷え改善に◎ |
三陰交(さんいんこう) | 内くるぶしの上 | 婦人科の万能ツボ。生理痛・不妊・更年期にも |
血海(けっかい) | 太ももの内側 | 血を補い、血流をよくする |
太衝(たいしょう) | 足の甲 | 気の巡りをよくし、イライラを鎮める |
これらのツボを体質に合わせて組み合わせて使用することで、生理のトラブル全体を穏やかに整えていくことができます。
◆ 生理痛に鍼灸をおすすめしたい人
・ 鎮痛薬を毎月飲み続けている
・ 生理が来るたびに生活の質が下がる
・ 婦人科では「異常なし」と言われるがつらい
・ ピルに頼らず自然な形で改善したい
・ 妊娠・出産に向けて体質を整えたい
鍼灸は、痛みの緩和だけでなく、妊娠しやすい体づくりや更年期対策にもつながるため、ライフステージを見据えたケアとしても有効です。
◆ まとめ:生理痛は“体からのサイン”
毎月の生理は、体の健康をチェックするバロメーターです。
生理痛があるということは、体のどこかに「冷え・滞り・不足」といった不調があるサインかもしれません。
鍼灸では、今ある症状を和らげながら、体質改善をめざして少しずつ整えていくことができます。
「生理=つらいもの」と決めつけず、少しずつ自分の体と向き合っていきませんか?
薬に頼りすぎない、やさしい自然療法のひとつとして、鍼灸をぜひ取り入れてみてください。

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