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女性のためのセルフケアと東洋医学 : 便秘・腸内環境

便秘・腸内環境と鍼灸 ~お腹から整える全身の健康~
1. 便秘はお腹だけの問題じゃない
「3日以上出ない」「残便感がある」「硬くて出にくい」など、便秘の悩みは多くの女性に共通しています。
厚生労働省の調査でも、慢性便秘は女性のほうが男性よりも圧倒的に多いことが分かっています。
便秘は単にお腹の不快感だけでなく、肌荒れ、冷え、疲労感、集中力低下、さらには免疫力の低下にもつながります。
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど全身と密接に関係しているため、腸内環境の乱れは体調全般に影響を及ぼすのです。
2. 便秘の主な原因
便秘にはいくつかのタイプがあり、原因も異なります。
・ 食物繊維や水分不足:便が硬くなり、排出しにくくなる
・ 運動不足:腸のぜん動運動が低下
・ ストレスや緊張:自律神経の働きが乱れ、腸の動きが鈍くなる
・ 冷え:血流不足で腸の機能が低下
・ ホルモン変化:生理前や更年期に腸の働きが変わる
自分の便秘がどのタイプかを知ることが、改善の第一歩です。
3. 鍼灸で便秘・腸内環境を整える
東洋医学では、便秘は「気(エネルギー)の巡り」や「血の流れ」、そして「冷え」の影響と考えられます。
鍼灸ではお腹を温めたり、腸の動きを促すツボを刺激したりして、自然なお通じをサポートします。
・ 天枢(てんすう):おへそから指3本分外側。大腸の働きを高めるツボ
・ 足三里(あしさんり):ひざ下の外側。消化吸収や全身の活力をアップ
・ 関元(かんげん):おへそから指4本分下。冷えを改善し、下腹部の巡りを良くする
また、温灸は腸の血流を促進し、副交感神経を優位にしてリラックス効果を高めるため、便通改善に効果的です。
4. 日常でできる腸内環境ケア
鍼灸と並行して、毎日の習慣を見直すことが大切です。
・ 食物繊維をしっかり摂る:野菜・海藻・きのこ・玄米など
・ 発酵食品を毎日摂る:納豆、ヨーグルト、キムチ、味噌などで腸内の善玉菌を増やす
・ こまめな水分補給:1日1.5~2ℓを目安に常温水で
・ 適度な運動:ウォーキングやストレッチで腸のぜん動運動を活発に
・ 朝食後にトイレ習慣をつける:朝は腸が動きやすい時間帯
・ お腹を冷やさない:腹巻や温かい飲み物で温める
5. まとめ
便秘や腸内環境の乱れは、お腹の不快感だけでなく、肌荒れや冷え、免疫力低下など全身に影響します。
鍼灸は腸の働きを整え、冷えや自律神経の乱れを改善するサポートが可能です。加えて、食事・運動・生活習慣の工夫を続けることで、腸は元気を取り戻します。
お腹から整えることは、全身の健康を底上げする近道。便秘で悩んでいる方は、鍼灸とセルフケアを組み合わせて、腸から健やかな毎日を育てましょう。
<女性のためのセルフケアと東洋医学>
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