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憂鬱感と鍼灸 ― 心と体をやさしく整える東洋医学的アプローチ

憂鬱感とはどんなもの?
「なんとなく気分が晴れない」「やる気が出ない」「体が重い」
——そんな憂鬱感は、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。
気持ちの落ち込みは一時的で自然に回復することもありますが、長引くと生活の質を大きく下げてしまいます。
現代社会はストレスや過労、生活リズムの乱れが多く、憂鬱感を訴える方が増えているのが現状です。
医学的にはうつ病の一症状として語られることもありますが、そこまで診断がつかなくても「なんとなく心が重い」「朝がつらい」「気持ちが切り替わらない」といった軽度の不調も少なくありません。
東洋医学から見た憂鬱感
東洋医学では、心と体は一体であると考えられています。憂鬱感もまた「気・血・水」の巡りが滞ることで生まれると解釈します。
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気の滞り:気がスムーズに流れず、胸のあたりがつかえる・ため息が多くなる。
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血の不足:血が足りず心や脳に栄養が届かないと、不安感や集中力の低下につながる。
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水の乱れ:体内の水分代謝が滞ると、重だるさや眠気、頭がすっきりしない感覚を引き起こす。
特に「肝(かん)」と呼ばれる臓腑の働きが深く関わっています。
肝は気や血の流れを調整する役割をもち、ストレスや緊張で肝が乱れると、気分の落ち込みやイライラが生じやすくなるのです。
鍼灸ができること
鍼灸はツボを通して体のバランスを整える治療法です。憂鬱感に対しては以下のような作用が期待できます。
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自律神経を整える
鍼で心地よい刺激を与えると、副交感神経が優位になりリラックス状態が促されます。これにより睡眠の質が上がり、気持ちが安定しやすくなります。 -
気血の巡りを改善する
体に滞った「気」や「血」の流れを整えることで、胸のつかえ感や体の重だるさがやわらぎます。 -
脳や心に栄養を届ける
血流改善によって脳への酸素・栄養供給がスムーズになり、気持ちの切り替えや集中力の回復を助けます。 -
体全体の調和を図る
東洋医学では心と体を切り離さずに診ます。肩こり・胃腸の不調・生理不順なども同時に整えることで、総合的に憂鬱感を軽減することにつながります。
よく使われるツボの一例
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百会(ひゃくえ):頭頂にあるツボ。気持ちを落ち着け、頭をスッキリさせる。
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内関(ないかん):手首の内側にあるツボ。ストレスや不安感をやわらげる。
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足三里(あしさんり):膝下にあるツボ。全身の気血を補い、体力を高める。
これらのツボを用いながら、体質や症状に合わせて施術を組み立てていくのが鍼灸治療の特徴です。
鍼灸で心が軽くなる体験
実際に憂鬱感で来院された方からは、
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「体が軽くなったら気分も明るくなった」
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「夜ぐっすり眠れるようになって翌日が楽になった」
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「肩や胃の不調も一緒に改善して気持ちが安定した」
といった声をいただいています。
心の問題は目に見えないものですが、体を整えることで自然と気持ちが上向くことは少なくありません。
まとめ
憂鬱感は「心の問題」だけでなく「体のサイン」でもあります。
鍼灸は体の滞りを解消し、自律神経や気血の流れを整えることで、心身の両面からやさしくサポートします。
薬に頼らず自然な回復力を高めたい方におすすめのケア方法です。
もし憂鬱感が続いて日常生活に影響を感じている方は、一人で抱え込まず、ぜひ当院にご相談ください。
心と体の両方を整えるお手伝いをさせていただきます。
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