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皮膚・感覚の不思議な症状 ― チクチク・ほてり・手汗・足汗と自律神経

「皮膚がチクチクするのに赤くない」「手のひらや足の裏だけ汗をかきすぎる、あるいは全くかかない」
――こうした不思議な感覚に悩む方は意外と多く、日常生活にストレスを感じることもあります。
病院の検査では異常が出ない場合も多く、本人にしかわからないため不安になりやすい症状です。
東洋医学や鍼灸では、こうした症状も自律神経や気血の巡りの乱れと深く関わると考えられています。
皮膚のチクチク・ほてり感
手足や腕、脚などにチクチク、ピリピリ、ほてりを感じる場合があります。
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症状の特徴
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赤みや腫れはない
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触っても熱くない場合が多い
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ストレスや疲労時に強くなることがある
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原因の一例
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自律神経のバランスの乱れによる末梢神経の過敏
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血流や気の巡りの停滞
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肝や脾の不調による体内エネルギーの滞り(東洋医学的見解)
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チクチク感やほてりは、外見ではわからないため周囲に理解されにくく、本人の不安や緊張が症状をさらに悪化させることもあります。
手汗・足汗の異常
手のひらや足の裏だけ汗をかきすぎる、または全くかかないといった症状も珍しくありません。
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症状の特徴
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手汗・足汗が過剰で日常生活に支障
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逆に汗が少なく、冷感や違和感を伴う場合もある
- 精神的緊張やストレスで増減する
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原因の一例
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交感神経の過剰反応
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血流や気の巡りの不均衡
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東洋医学では「心・腎・脾の気血の調和」の乱れと考えられる
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汗の量の異常も、本人にとっては強いストレスとなり、さらに自律神経を乱す悪循環を生みます。
鍼灸でのアプローチ
鍼灸では、皮膚や感覚の異常も体全体のバランスを整えることで改善を目指します。
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局所のツボ
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手や足の末端にある合谷、内関、太谿などで血流と神経の巡りを調整
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全身の調整
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肝の気を巡らせる太衝
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血や水分の巡りを補う足三里、血海
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心を整える内関で自律神経のバランスを安定
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効果
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チクチク感やほてりの軽減
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手汗・足汗のコントロール改善
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自律神経のバランスを整え、症状の再発予防
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鍼灸は、症状を和らげるだけでなく、体全体の巡りと自律神経の安定をサポートする点が特徴です。
日常でできるセルフケア
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手足の軽いマッサージやストレッチ
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血流を改善し、チクチク感やほてりを和らげる
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深呼吸や軽い運動
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自律神経を整え、汗の異常や感覚のズレを軽減
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体温調整
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靴下や手袋、温冷の工夫で末端の血流と感覚を安定
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睡眠・食事のリズムを整える
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気血の巡りをサポートし、体全体のバランスを安定させる
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まとめ
皮膚のチクチク・ほてり感や手汗・足汗の異常は、自律神経や気血の巡りの乱れ、肝脾心腎のバランスが関わることが多く、決して「気のせい」ではありません。
鍼灸は、局所だけでなく全身からアプローチすることで、症状の軽減と再発予防を同時にサポートできます。
こうした珍しい感覚に悩む方は、体全体の巡りを整えるケアを取り入れることで、日常生活を快適に過ごせる体づくりが期待できます。
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