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重症筋無力症と鍼灸治療 ――まぶたの下がり・疲れやすさ
重症筋無力症と聞くと、とても難しい病気のように感じられるかもしれません。
実際、まぶたが下がる、ものが二重に見える、すぐ疲れてしまうなど、日常生活に影響が出やすい病気です。
しかし、症状の出方は人によって大きく異なり、「午前中は大丈夫なのに夕方になるとまぶたが落ちてくる」「疲れると物が二重に見える」といった波のような変動があることも、この病気の大きな特徴です。
ここでは、重症筋無力症の基本的なメカニズムと、鍼灸でどのようなサポートができるのかについてまとめました。
1. 重症筋無力症とは?
重症筋無力症は、神経と筋肉の間でうまく情報が伝わらなくなることで、筋肉に力が入りにくくなる病気です。
特に影響が出やすいのが眼の周りの筋肉で、以下のような症状が現れやすくなります。
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まぶたが下がる(眼瞼下垂)
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物が二重に見える(複視)
-
長い時間目を開けていられない
-
疲れると症状が強くなる
また、肩や脚、首の筋力が落ちるケースもあり、立ち上がりがつらくなったり、首が支えにくくなったりすることもあります。
症状には波があり、朝は楽でも午後につらくなることが多いのも特徴です。
2. なぜ症状が出るのか?
――東洋医学から見た考え方
東洋医学では、重症筋無力症のように「力が入りにくい」「疲れやすい」「眼の筋肉が弱い」といった状態を、
気(エネルギー)の不足・巡りの悪さ
として捉えることが多いです。
とくに、
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気を巡らせる「脾」や「肝」の弱り
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自律神経の乱れ(交感神経・副交感神経のアンバランス)
-
眼の周囲への血流不足
これらが重なることで、筋肉に十分なエネルギーが行き届かず、症状の変動につながると考えられています。
もちろん、西洋医学的な診断や治療が基本ですが、東洋医学は「身体のバランスを整える」という点で大きな役割を担います。

3. 鍼灸治療で行うアプローチ
鍼灸では、重症筋無力症そのものを“治す”のではなく、
負担のかかった自律神経を整え、血流を改善し、体が本来の力を発揮できる状態に整える
ことを目的に施術します。
① 自律神経のバランスを整える
重症筋無力症の症状は、疲れやストレスで悪化しやすく、自律神経の影響を受けやすいとされています。
そのため、
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百会
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天柱・風池(首の後ろ)
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内関
など、自律神経を整えるツボを使いながら体の緊張を和らげていきます。
呼吸が深くなり、体の力が入りやすくなる方が多いアプローチです。
② 眼の周囲の血流改善
まぶたが下がる、二重に見えるといった症状に対しては、目の周囲の緊張を緩めて血の巡りを良くしていきます。
使用するのは、
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攅竹
-
太陽
-
承泣
など、眼に関係するツボです。
鍼は非常に細く浅めに行い、痛みが出ないよう繊細に施術します。
③ 筋肉の回復力を高める施術
肩・首・脚などの筋肉に力が入りにくい場合は、筋肉に軽い刺激を入れ、血流を促進することで「疲れやすさ」の軽減を目指します。
鍼だけでなく、温灸などの温める施術を組み合わせることで、筋肉の緊張がほぐれやすく、症状の変動が穏やかになる方もいます。

4. 鍼灸は西洋医学と併用できる?
結論としては、併用は可能です。
ステロイド治療や免疫抑制剤、摘脾手術後の方など、あらゆる段階で鍼灸を受けている方がいます。
大切なのは、
-
主治医の治療を継続すること
-
無理なく鍼灸を取り入れること
この2点です。
鍼灸は薬を増減させるものではありませんが、体の調子を整えることで症状の揺らぎを抑え、生活のしやすさをサポートする役割があります。
5. 鍼灸治療を検討している方へ
重症筋無力症は、症状の波があるため、日によって「できること」「しんどいこと」が変わりやすい病気です。
鍼灸はその波を少しでもならし、
“今日が少し楽だった”
そんな時間を増やすためのサポートになります。
-
まぶたの下がりが気になる
-
疲れやすさに波がある
-
ストレスで症状が悪化しやすい
こういったお悩みがある場合、鍼灸は一つの選択肢として役立つ可能性があります。
無理なく続けられる方法で、体のバランスを整えていくことが大切です。
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