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頸椎ヘルニアがなかなか良くならない方へ
「頸椎ヘルニア」と診断され、薬や湿布、リハビリを続けているのになかなか良くならない……。
そんな悩みを抱えて来院される方はとても多くいらっしゃいます。
ヘルニアと聞くと、原因は“飛び出した椎間板そのもの”だと思いがちですが、実際には首〜肩〜背中の筋肉の緊張、自律神経の乱れ、姿勢のクセが複雑に絡んでいるケースがほとんどです。
ここでは頸椎ヘルニアのしくみと、なぜ鍼灸が有効なのかを分かりやすくお伝えします。
1.頸椎ヘルニアとはどんな状態なのか
頸椎(首の骨)と骨の間にある椎間板が後方に飛び出し、神経を圧迫することで、
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首の痛み
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肩・腕・手のしびれ
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握力低下
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肩甲骨まわりの強いコリ
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首がまわしづらい
といった症状が現れます。
ただし、画像上ヘルニアがあっても痛みがある人とまったくない人がいます。
つまり、ヘルニアの“形”だけが症状の原因ではなく、それを悪化させる筋肉の緊張や血流低下が大きく関係しています。

2.なぜ治りにくくなるのか
頸椎ヘルニアに痛みが続く多くの理由は、次の3つに集約されます。
①首〜肩の筋肉が慢性的に固まっている
パソコン仕事やスマホ姿勢が続くと、首の深部にある“支持筋”が疲れ果て、
代わりに表層の筋肉が過度に緊張します。
その硬さが神経を圧迫し、痛みやしびれを長引かせます。
②血流不足で回復が追いつかない
首まわりの血流が悪いと、炎症物質が流れにくくなり、症状が慢性化します。
③自律神経が乱れ、痛みを感じやすくなる
痛みが長期化すると交感神経が優位になり、
筋肉がさらに固くなり、悪循環が続きます。
3.鍼灸が頸椎ヘルニアに向いている理由
鍼灸は、頸椎自体の形を変える治療ではありません。
しかし、ヘルニアによって生まれた「痛みの原因」を丁寧に取り除くサポートができます。
以下がその大きなポイントです。
①深部の硬い筋肉に直接アプローチできる
マッサージでは届かない深層の筋肉(前斜角筋・肩甲挙筋・頭板状筋など)に鍼で刺激を入れ、神経の圧迫を間接的に減らします。
多くの方が施術後に「肩が軽い」「腕のしびれが減った」と感じられます。
②血流を改善し、炎症の回復を助ける
鍼には局所の血流を大きく上げる作用があります。
血流が回復すると、炎症物質が流れやすくなり、しびれや痛みが和らぎやすくなります。
③自律神経の乱れを整える
頸椎の問題では、自律神経の失調を併発していることが多く、
耳まわりのツボや手足のツボを用いて交感神経の過緊張を落ち着かせます。
副交感神経が優位になると、筋肉がゆるみやすくなり、症状の波が安定します。
④姿勢のクセを整え、再発を予防する
鍼灸だけでなく、頚椎のカーブを補正するための軽い運動や呼吸指導も組み合わせることで、痛みを繰り返しにくい身体づくりが可能になります。
4.当院での治療の流れ
当院では、頸椎ヘルニアの方に対して次のような総合的なアプローチを行います。
①丁寧な問診・触診
痛みの出方、日常の姿勢、しびれの範囲などを細かく確認します。
②鍼灸による深部筋の調整
首・肩・背中・肩甲骨周囲を中心に、筋肉をゆるめ、血流を回復させます。
③自律神経の調整
睡眠状態、ストレス状況、呼吸の浅さをチェックし、必要なツボを使ってバランスを整えます。
④姿勢・生活アドバイス
ストレートネックや猫背を悪化させるクセを一緒に見直し、
無理なく続けられるケアを提案します。
5.どれくらいで変化を感じるのか?
個人差はありますが、
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首の痛み
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肩の重さ
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手のしびれの強さ
などは数回の施術で軽減を感じる方が多いです。
根本的な改善には一定期間が必要ですが、
「日常生活が楽になる」「痛みの波が穏やかになる」という変化がしっかり出てきます。
6.まとめ:一人で悩まず、身体を整える選択肢を
頸椎ヘルニアは、単に“飛び出した椎間板”だけの問題ではありません。
筋肉の緊張・血流の低下・姿勢のクセ・自律神経の乱れなどが重なり、症状を長引かせています。
鍼灸はそれらを総合的に整え、痛みの軽減と生活の質の向上を支える確かな手段の一つです。
「この痛みは変わらない」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの身体に合わせた最適なケアをご提案いたします。
【グループ院のご紹介】
東京α鍼灸院:中目黒駅
渋谷α鍼灸院:渋谷駅
三茶はりきゅう院:三軒茶屋駅
吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅
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